インターネット上の噂として根強く囁かれるのが、「芸能人だから推薦枠や裏口入学で簡単に入れたのではないか」という穿った見方です。しかし、この疑惑の多くは難関大学の選考システムに対する無理解から生じています。
現在の総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜において、大学側が求める基準は極めて厳格です。評定平均4.0以上という高い基礎学力はもちろんのこと、数万字に及ぶ志望理由書、小論文、そして面接での学術的プレゼンテーション能力が厳しく審査されます。「芸能活動の実績」はアピール材料の一つにはなり得ても、学問への適性と論理的表現力が欠けていれば容赦なく不合格となります。
さらに見逃せないのは、一般入試を突破した「ガチ勢」の存在です。元仮面女子の桜雪こと橋本ゆきさん(現・東京都渋谷区議会議員)や、東大発アイドルとして話題を呼んだ雲丹うにさんは、猛烈な受験勉強を経て東京大学の一般入試を突破しています。根拠のない「学歴ロンダリング」批判は、彼女たちが青春の全てを注ぎ込んで手にした努力の結晶を無視した偏見に過ぎません。