原宿や渋谷の雑貨店、全国のショッピングモールを取材すると、異様な光景が広がっています。シール売り場やガチャガチャコーナーの前には平日夕方から長蛇の列ができ、購入したばかりの「めじるしチャーム」や「ボンボンドロップシール」を友人同士でその場で見せ合い、シール帳に貼り替える姿が日常茶飯事となっています。
現場で取材に応じた高校生(17歳)は次のように証言してくれました。
「LINEやDMで話すのは当たり前だけど、お気に入りのシール帳を見せ合って『これとこれ交換しよ!』って話す時間は特別。スマホの画面越しじゃ味わえないワクワク感があるし、自分のシール帳を見れば自分の好きなものが一目で分かるのが楽しい」
ネット上の掲示板やSNSの反応を検証しても、「昔遊んでいた親世代が懐かしがって子どもと一緒に集めている」「大人買いして推し活グッズにデコるのが楽しい」といった書き込みが相次いでいます。単なる子どもの遊びではなく、「触れるコミュニケーショングッズ」として幅広い世代に受容されているのが特徴です。
また、スイーツ分野におけるミスド「もっちゅりん」の再販熱狂や「ドバイチョコ餅」のバズも同様の文脈を持っています。2026年に大流行したドバイチョコの「ザクザクしたピスタチオとカダイフ」の食感に、日本の伝統的な「餅」のもちもち感を融合させたハイブリッドスイーツは、一口食べた瞬間の「音」と「食感のギャップ」が動画映えし、咀嚼音を記録するショート動画が爆発的な再生数を叩き出しています。