ネット上の情報や検索結果には、靴選びに関するいくつかの大きな誤解が散見されます。無駄な出費と身体への負担を防ぐため、以下の3つの盲点を押さえておきましょう。
誤解①:「靴屋ならどこでも同じサイズ展開がある」
多くの量販スニーカー店では、男性用は25.5〜28.0cm、女性用は23.0〜24.5cmの「売れ筋中心(D〜2Eワイズ)」に在庫が集中しています。足幅が広い人(3E・4E)や甲高の人、あるいは24.5cm以下のメンズ・25.0cm以上のレディースは、一般的なセレクト店に行っても試着すらできないケースがあります。こうした特殊サイズは、東京靴流通センターやシュープラザのような実用ファミリー向け大型店舗の方が圧倒的に在庫が豊富です。
誤解②:「格安チェーンの靴は品質が低くて壊れやすい」
「安い靴=粗悪品」というイメージは過去のものです。現在、大手靴チェーンは自社プライベートブランド(PB)の開発に巨額を投じており、軽量設計・高反発クッション・透湿防水フィルムの採用など、有名ナショナルブランドの半額以下の価格帯(3,000円〜5,000円台)で驚くべき耐久性を実現しています。「毎日の通勤・通学で履き潰す」という目的であれば、有名ブランドの廉価版よりもPB実用靴の方がコストパフォーマンスに優れているケースが多々あります。
誤解③:「底が剥がれたら買い替えるしかない」
突然の雨や経年劣化でソールがパックリ割れたり剥がれたりした場合、接着剤を買って自分で直そうとする人が少なくありません。しかし、市販の瞬間接着剤は硬化すると柔軟性を失い、歩行時の屈曲ですぐに再剥離します。近隣の靴修理店に持ち込めば、専用の弾性ウレタン系接着剤と圧着機を用いて千円前後の工賃・数十分の作業時間で強固に再接着してくれます。