下り坂で突如ブレーキ消失?ベーパーロック現象の真相と緊急対処法

下り坂で突如ブレーキ消失?ベーパーロック現象の真相と緊急対処法

下り坂で突如ブレーキ消失?ベーパーロック現象の真相と緊急対処法の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

Q1:下り坂でフットブレーキを少し踏んでいるだけでも、ベーパーロック現象は起きますか?
A1:起きます。ペダルに軽く足を乗せているだけの「引きずり状態」であっても、パッドとローターが常時接触して摩擦熱が逃げ場を失い、熱が蓄積されてキャリパー内部のフルードを沸騰させます。下り坂ではエンジンブレーキを主軸とし、フットブレーキはカーブ手前で「短く強く踏んでしっかり放す」メリハリある使い方が鉄則です。

Q2:走行中にベーパーロック現象が起きて冷えたら、そのまま走っても大丈夫ですか?
A2:絶対に走行を継続してはいけません。車を休ませてフルードの温度が下がると、配管内の気泡が一時的に再液化してペダルタッチが戻る場合があります。しかし、一度沸騰したフルードは著しく酸化・劣化しており、沸点が低下しているため、再び少し踏んだだけで即座に沸騰・ペダル抜けを起こします。レッカー移動を手配し、最寄りの整備工場でフルード交換と点検を受けてください。

Q3:オートマ(AT)車やCVT車の場合、下り坂でどうやってエンジンブレーキを効かせるのですか?
A3:シフトレバーを「D」から「S(スポーツ・セカンド)」や「L(ロー・低速)」へ切り替えます。パドルシフトや「+/ー」のマニュアルモードが付いている車両であれば、マイナス側の操作でギア段を下げてください。エンジン回転数が高まり「唸り音」が上がりますが、内部破損の心配はなく正常な制動作用です。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。