春の風物詩として全国区の知名度となった小松川千本桜は、荒川沿いの堤防約2キロメートルにわたってソメイヨシノやオオシマザクラなど多種多様な桜が咲き誇る圧巻のスポットです。例年の大島小松川公園千本桜見頃は3月下旬から4月上旬にかけてですが、気象変動の影響を受けやすい近年は、満開ピークがわずか3〜4日で推移することも多く、開花宣言直後のウィークデイが最も落ち着いて観賞できるタイミングです。
花見シーズンに厳格化されているのが大島小松川公園花見場所取り規制です。かつて横行した「前日夜や早朝からの無人ブルーシート敷設」は、都立公園条例および安全管理基準に基づき、発見次第警告ののち撤去・処分されます。シートを広げて観賞する場合は、必ずグループの代表者が常駐していなければなりません。また、バーベキュー広場以外の千本桜堤防や自由の広場での火気使用(カセットコンロ、木炭、固形燃料含む)は全面禁止されており、警備員の巡回による指導が徹底されています。
日常利用において質問が集中するのが大島小松川公園テント持ち込みルールです。園内では、日除けを目的とした小型のワンタッチ式ポップアップサンシェードの持ち込みは許可されています。ただし、以下の3点に抵触する場合は撤去要請の対象となります。
金属製ペグを地面深くに打ち込む行為、ロープを周囲に張り巡らせる大型タープ、そして大人数用の宿泊用ドームテントの設営です。これらは他の利用者の転倒事故を誘発するだけでなく、芝生管理や防災用地下埋設設備を損傷させる恐れがあるためです。さらに、広大な芝生が広がりシンボルとして親しまれる大島小松川公園自由の広場風車周辺では、強風時にサンシェードが吹き飛ばされる事案が散見されるため、内部に荷物を置いて自重を確保するなどの自衛策が欠かせません。