Q1:旭日章と瑞宝章は、どちらが偉いのですか?
A1:法令上の序列としては、同じ等級(大綬章、重光章、中綬章など)であれば同格です。違いは上下関係ではなく「功績の質」にあります。功績の内容や社会への突出した成果に着目される場合は「旭日章」、長年にわたる公務や教育・公共業務への忠実な勤続に着目される場合は「瑞宝章」が授与されます。
Q2:叙勲を受けると、年金や祝い金などの金銭はもらえますか?
A2:一切もらえません。日本国憲法第14条の規定(いかなる特権もこれを伴はない)に基づき、年金、賞金、手当などの金銭的特典は完全に排除されています。受章者に贈られるのは勲記(賞状)と勲章のみです。なお、年金(年額350万円)が出るのは文部科学省所管の「文化功労者」制度であり、叙勲制度とは別物です。
Q3:春の叙勲と秋の叙勲、危険業務従事者叙勲の違いは何ですか?
A3:春秋叙勲は、毎年4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に各界の功労者約4,000人規模で発令される総合的な叙勲です。一方、危険業務従事者叙勲は、警察官、自衛官、消防吏員、海上保安官など、著しく危険性の高い職務に従事した55歳以上の元職員を対象に、春秋叙勲とは別枠で毎年4月上旬と10月上旬に発令されます。
Q4:一度授与された勲章が取り消される(剥奪される)ことはありますか?
A4:極めて稀ですが、実際に剥奪される法制度が存在します。「勲章褫奪令(くんしょうちだつれい)」に基づき、受章後に死刑、懲役または禁錮刑に処された場合、あるいは国家に対する重大な反逆行為や著しい不名誉行為が認められた場合には、勲章を国に返納させられ、受章資格を失います。