日本のホットケーキ文化を牽引してきた森永製菓の公式見解でも、この二つの違いは明確に定義されています。同社によると、ホットケーキは「小麦粉、卵、牛乳、砂糖などを混ぜてふっくらと厚みを持たせて焼き、シロップなどをかけて食べる甘いおやつ」であるのに対し、パンケーキは「甘さを抑え、食事にもデザートにも幅広く対応できる平焼きのケーキ」と位置付けられています。
この違いが最も顕著に表れているのが、ホットケーキミックスとパンケーキミックスの違いです。両者のパッケージ裏に記載されている原材料と砂糖の配合比率を比較すると、ホットケーキ用は最初から砂糖や香料(バニラフレーバーなど)が多く含まれており、何もつけずに食べてもしっかりとした甘みを感じる設計になっています。
さらに、ふんわりと高さを出すためにベーキングパウダーの分量もホットケーキ用の方が多めに調整されています。対照的に、パンケーキミックスは砂糖の量が控えめで、塩味を立たせることでチーズやウインナーなどの塩気のある具材とも自然に調和するよう作られています。