Q1:「御饌都神」の正しい読み方と、その言葉の由来は何ですか?
A1:読み方は「みけつかみ」です。「み(御)」は尊称、「け(饌)」は食物・食事、「つ」は古代日本語の連体助詞「の」を意味し、文字通り「神々の尊い食事を司る神」を指します。中世以降、この「みけつ」の音に「三毛津」の字が当てられ、狐(けつ)と結びついたことで稲荷信仰と習合した経緯もあります。
Q2:外宮と内宮、どうしても時間がなければ内宮だけの参拝でも問題ありませんか?
A2:信仰において絶対にタブーという罰則はありませんが、伊勢神宮では古くから片方だけの参拝を「片参宮(かたさんぐう)」と呼び、なるべく避けるべきとされてきました。外宮で生活の基盤と日々の命の恵みに感謝し、その上で内宮にて大御心を仰ぐのが正式な順序です。どうしても時間がない場合でも、まずは外宮の神威に心を寄せる遠拝を行うことが望ましいとされています。
Q3:豊受大御神はお稲荷さん(稲荷大神)と同一人物なのですか?
A3:厳密な神統譜としては異なります。稲荷神社の主祭神は須佐之男命の子である「宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)」です。ただし、どちらも「食物・生命の糧」を司る神霊であるため、神仏習合や中世の民間信仰の広がりの中で同体異名(同じ神の別名)として扱われるケースが多く見られます。
Q4:豊受大御神のお札(大麻)は、自宅の神棚ではどこにお祀りすればよいですか?
A4:三社造りの神棚の場合、中央に伊勢神宮内宮の「神宮大麻(天照皇大神宮)」をお祀りし、向かって右側に地域の氏神神社、向かって左側に全国の崇敬神社のお札をお祀りするのが一般的な配置です。外宮のお札をお受けした場合は、崇敬神社として左側にお祀りするか、一社造りの神棚であれば神宮大麻の後ろに重ねてお祀りします。