残テの真実!及川眠子が明かした印税事情と誕生秘話・2026年の今

残テの真実!及川眠子が明かした印税事情と誕生秘話・2026年の今

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国民的名曲と呼ばれる楽曲の多くは、緻密な構想と長期にわたる推敲の末に生まれると考えられがちです。しかし、「残テ」こと『残酷な天使のテーゼ』の誕生プロセスは、そうした常識を鮮やかに覆すものでした。

作詞を担当した及川眠子氏が自著や数々のテレビ特番インタビューで明かした証言によると、オファーを受けた当時、及川氏は『新世紀エヴァンゲリオン』の映像はおろか、詳しいストーリーすら把握していませんでした。手渡された資料は、わずか2枚程度の企画書と、キャラクターの初期ラフスケッチ、そして制作途中のパイロット版映像の断片のみだったといいます。

さらに驚くべきは、その執筆スピードです。マネージャーから「早く書いてほしい」と急かされた及川氏は、他の仕事を抱えながらわずか2時間程度で歌詞を書き上げました。庵野秀明監督をはじめとする制作サイドからの要望は「難解な哲学用語を入れてほしい」「母親から息子に向けたような視点」という大まかな方向性のみ。及川氏は企画書にあったキーワードや自身が持っていた語彙の引き出しから「テーゼ(定立)」「パトス(情熱・哀愁)」といった言葉を抽出し、見事なリズム感とともにメロディへ落とし込みました。

「作品の世界に過度に没入しすぎなかったからこそ、特定のストーリー展開に縛られない、時代を超えた普遍的な言葉を紡ぎ出すことができた」と関係者が振り返るように、過度な先入観を排除した職人としての客観性こそが、奇跡のメガヒットを生み出す決定打となったのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。