昭和から平成初期にかけてテレビ放映を観ていた世代にとって、彼を「ニブルス」と呼ぶか「タフィー」と呼ぶかは大きな分岐点となります。結論から言えば、「ニブルス(Nibbles)」と「タフィー(Tuffy)」は完全に同一人物です。
名前が2つ存在する理由は、メディアミックスの歴史に起因しています。劇場用アニメ映画として初登場した際、細かくかじる癖や小さな体を意味する「ニブルス(Nibbles)」と名付けられました。しかし1950年代、アメリカで展開されたデル・コミックス版の漫画『Tom and Jerry』において、なぜか彼に「タフィー(Tuffy)」という独自の名前が与えられます。
しばらくの間は「アニメ=ニブルス」「コミック=タフィー」という二重状態が続いていましたが、1957年以降のアニメ短編『Feedin' the Kiddie』などで徐々にタフィー名義が浸透。やがてリメイク版や新作シリーズ、公式ライセンス商品において「タフィー」へと世界的に統一されていきました。日本でも旧TBS版吹き替えでは「ニブルス」と呼ばれていたため、世代によって親しんだ呼び名が異なるという興味深い現象を生んでいます。