いまや押しも押されもせぬトップ声優として君臨する松岡禎丞ですが、その道のりは決して平坦なエリートコースではありませんでした。地方から上京し、泥臭く実力を磨き上げた経歴を持っています。
【松岡禎丞の公式基本プロフィール】
・生年月日:1986年9月17日
・出身地:北海道帯広市
・血液型:O型
・所属事務所:アイムエンタープライズ
・愛称:つぐつぐ、松岡くん
・主な受賞歴:第6回声優アワード新人男優賞(2012年)、第10回声優アワード主演男優賞(2016年)
声優を志した原点は、15歳の頃に友人の勧めで視聴した『新世紀エヴァンゲリオン』で渚カヲル役を演じていた石田彰の演技に衝撃を受けたことでした。「同じ人物が演じているとは思えない声の変化」に圧倒された松岡は、高校卒業後に北海道から単身上京を決意します。
上京後は、日本ナレーション演技研究所(日ナレ)に通いながら、新聞配達や早朝・深夜のアルバイトを掛け持ちし、睡眠時間を削りながら学費と生活費を稼ぐ過酷な下積み時代を過ごしました。当時の心境について松岡は、後年のインタビューで「ここで声優になれなければ生きている意味がないと自分を極限まで追い込んでいた」と振り返っています。
オーディションを経てアイムエンタープライズ所属となった松岡は、2009年に『東のエデン』でアニメ声優デビュー。そして2011年、『神様のメモ帳』の藤島鳴海役で初のテレビアニメ主演を射止め、第6回声優アワード新人男優賞を受賞しました。この抜擢を皮切りに、持ち前の圧倒的な演技熱量と真摯な姿勢が制作陣の目に留まり、平成から令和を代表するヒット作の主役に次々と抜擢されていくことになります。