ネット上の掲示板やSNSの一部では、全盛期の圧倒的なメガヒット記録のみを取り上げ、「平成の一過性のブームだった」「声が出なくなって終わった」といった短絡的な言説が散見されます。しかし、これは現場のリアルな実情を全く捉えていない致命的な誤認です。
彼女は2000年代初頭の過密日程の中で左耳の突発性難聴を患い、後に左耳の聴力を完全に失ったことを公表しています。さらに、長年の酷使による声帯の変調や右耳の聴力低下など、音楽家として絶望的とも言える肉体的ハンディキャップを背負い続けてきました。
しかし、そこで立ち止まるどころか、彼女は発声法を根本から見直し、体幹のトレーニングを徹底して強化。現在のステージでは、初期のハイトーンによる繊細な歌唱とは異なり、腹腔から響く力強い中低音と魂を震わせるような圧倒的声量を武器にした新たなボーカルスタイルを確立しています。
毎年恒例の聖地・代々木第一体育館でのカウントダウンライブや、アジア圏(上海、台北、香港など)を巻き込んだ大規模なアリーナツアーでは、チケットが即日ソールドアウトを連発。海外ファンが空港に数千人規模で詰めかける光景は、彼女が今なお現役のトップエンターテイナーとしてアジア全域で熱狂的な支持を集めている確固たる証拠です。