両国国技館の内部に入る方法は、仕組みとして完全に2系統に分断されています。この構造を正しく理解していないと、「会場へ行けばなんとかなる」「募金箱にお金を入れれば観客席から番組を見られる」といった致命的な勘違いに陥ることになります。
第1のルートが「一般観覧席チケットの獲得」です。これは土曜日の夜から深夜にかけての「Part1」と、日曜日の朝から番組終了(グランドフィナーレ)までの「Part2」に分かれて公募される指定席の観覧枠です。事前に公式Webサイトから申し込み、厳しい抽選を突破した当選者のみが、指定された日時の観覧席(マス席または2階スタンドイス席)に着席して生放送の全容を鑑賞できます。
第2のルートが「チャリティー募金の当日持ち込み入場」です。こちらは事前応募をしていなくても、両国国技館の敷地内に足を踏み入れることが可能です。ただし、案内されるのは観客席ではなく、募金箱が設置された特設ブース(アリーナ外周または専用導線)に限られます。スタッフの誘導に従って立ち止まることなく募金を済ませ、そのまま退場ゲートへと押し出される動線設計となっており、「客席で番組を観覧する」ことは物理的に不可能です。
報道関係者への取材によると、日本テレビ側は近年の熱中症対策や雑踏事故防止の観点から、募金待機列のコントロールを最重要課題として位置づけています。観客席に座って番組を体感したいのであれば、定められた期間内に一般観覧募集へエントリーする以外に正規の手段はありません。