地域住民や保護者の間で最も多く検索されている疑問が、履正スイミングクラブ十三の現在の営業実態です。結論から述べると、一般の幼児・学童向け水泳教室や成人向けフィットネスとしての同クラブは、すでに営業を終了しています。
この施設はもともと、アスリートや医療・スポーツ指導者を多数輩出してきた履正社スポーツ専門学校のプールを活用し、専門学校の教育インフラを地域社会に還元する形で運営されていました。地域に根づいた指導拠点として半世紀近く親しまれてきましたが、近年になってスクール事業の幕を閉じることになりました。その決定打となった閉館の理由には、複合的な要素が存在します。
第一の要因は、昭和から平成にかけて建設された建屋およびプール設備の著しい老朽化です。水泳用プールは水圧・湿気・塩素による躯体への負担が極めて重く、数十年スパンで配管やろ過器、空調設備の大規模改修(数億円規模の投資)が避けられません。さらに学校法人側が打ち出したキャンパスの再編統合計画、実習カリキュラムのデジタル化や新拠点への機能移転といった構造変化が重なりました。
追い打ちをかけたのが、光熱費の高騰と人件費の上昇です。ボイラー燃料費や電気代が跳ね上がる中、専門学校本来の教育実習と一般向け地域スクールを同一施設で両立し続けるコストパフォーマンスが限界に達したと分析されています。関係機関の発表や当時の状況を総合すると、単なる会員減少ではなく、教育機関としての設備戦略見直しに伴う計画的な営業終了であったことが浮き彫りになります。