173cmの体躯を持ちながらフライ級で世界王座に就いていた時代から、中谷潤人には常に「過酷な減量苦」の噂が付きまとってきました。通常体重が60kg台中盤に達する長身フレームから、過度な筋力低下を招かずにリミットまで落とす作業は極限の自己管理が求められます。
しかし、中谷陣営は科学的な栄養管理とロサンゼルス合宿による計画的な体作りを導入。スーパーフライ級からバンタム級へと段階的な階級推移を進めるごとに、減量の負担が軽減されたことで本来のフィジカルポテンシャルが完全に解放されました。バンタム級転向後の世界戦で見せた圧倒的なパフォーマンスは、適正階級に近づいた証拠と言えます。
2026年現在、さらなる筋肉量の増加と骨格の完成度に伴い、スーパーバンタム級(リミット55.3kg)、さらにはフェザー級(リミット57.1kg)への転向視野も現実味を帯びています。階級を上げるほどに減量苦から解き放たれ、本来の破壊力が増大していくプロセスは、かつてのレジェンド王者たちを彷彿とさせます。