スクリーンでの活躍にとどまらず、テレビドラマの世界でもトップ女優としての地位を固めていく。特にNHKの連続テレビ小説や大河ドラマにおける存在感は圧倒的であった。最高視聴率39.2%を記録した1989年の『大河ドラマ 春日局』では主役を務め、徳川家光の乳母として乱世を生き抜いた強い女性像を堂々と演じきった。
本格的な時代劇の所作や重厚なセリフ回しを完璧にモノにし、かつてのアイドル的女優から日本を代表する本格派女優へと完全なる脱皮を果たした。過酷な長丁場の撮影にも一切の妥協を見せず、主演としての重責を果たし抜いた姿は、共演者やスタッフからも深い敬意を集めた。