マダニに噛まれた、あるいは噛まれているのを発見した際にまず受診すべき診療科は皮膚科です。近くに皮膚科がない場合は、形成外科や外科でも対応可能です。
医療機関では、無理に引っ張るのではなく、専用のマダニ摘出器具(ティックツイスターなど)を用いたり、局所麻酔を施した上でマダニの口器を含めた周囲の皮膚ごと小さく切除(生検トレパンなどを使用)する確実な処置が行われます。これにより、病原体の体内への押し込みを防ぎつつ、異物が体内に残って生じる肉芽腫(しこり)の形成を予防します。
受診時には「いつ、どの地域の山や草むらに入ったか」「噛まれてからどれくらい経過しているか」を具体的に医師へ伝えると、地域ごとの感染症発生動向を踏まえた的確な判断につながります。