血圧の数値を正しく評価するためには、医療現場ではなく自宅の安定した環境で記録された「家庭血圧」が最も信頼できる指標となります。しかし、誤った測定環境によって下の血圧が不当に高く計測されているケースも散見されます。
正しい測定の要点は以下の通りです。
- カフ(腕帯)を心臓の高さに正確に合わせる:カフの位置が心臓より低い位置にあると、静水力学的な影響で数値が実態より高めに出てしまいます。
- 測定前の安静:測定直前の歩行や会話は厳禁です。椅子の背もたれに寄りかかり、足を組まずに1〜2分間静かに腰掛けてから測定ボタンを押してください。
- 上腕式血圧計を選ぶ:手首式は手首の位置ブレによって誤差が生じやすいため、医療機関でも推奨される上腕測定タイプを使用するのが鉄則です。
- 朝晩の定点測定:朝は起床後1時間以内(排尿後・服薬前・朝食前)、夜は就寝直前の2回、各回2回測定して平均値を記録することが診断基準として極めて有用です。