「木へんに妻」という珍しい組み合わせに、どのような由来があるのか気になる方も多いでしょう。この漢字は、意味を表す部首と音・副次的な意味を表す部分が合体した「形声文字」に分類されます。
左側の「木」は、文字通り樹木や植物を象徴しています。一方、右側の「妻」という漢字の原義には「女性をめとる」という意味のほかに、「細かく入り組む」「身を寄せて引き締める」「留まる」といったニュアンスが含まれていました。
これらが組み合わさることで、「鳥が樹木の上に小枝を細かく編み込んで巣を作り、そこに身を落ち着かせる情景」を表すようになりました。そこから転じて、鳥類だけでなく動物全般が住処とすること、さらには人間が特定の場所に身を寄せて生活する様子全般を「棲む」と呼ぶようになったとされています。