シンプルな工程に見える鍋料理だが、伝統的な和食・家庭料理の知恵を取り入れることで、完成度は一段と高まる。豚バラ肉や鶏肉、白菜、長ネギ、豆腐、キノコ類といった定番食材を準備する際、肉類をあらかじめサッと湯通ししておく下ごしらえが非常に有効だ。アクや余分な脂分を取り除いておくことで、豆乳スープが濁らず、すっきりとした上品な味にまとまる。
また、白菜などの水分を多く含む野菜は、豆乳を入れる前の出汁の段階でしっかり煮込んで旨味を出しておく。野菜の水分が出切った後に豆乳を加えれば、スープが途中で薄まるのを防ぎ、コクと旨味が凝縮された最高の状態で味わうことができる。