交代勤務の長期化が特に重大な課題となっているのが、日本の社会インフラを支える現場だ。24時間体制の医療・福祉産業においては、看護師や介護スタッフの夜勤負担が限界近くまで高まっている。患者や利用者の命を預かる緊張感と、慢性的な人手不足が相まって、現場の疲弊はピークに達しているのが現状だ。
同様に、精密機器や自動車パーツを24時間フル稼働で生産する製造業の工場においても、夜間のライン運用は欠かせない。こうした中で施行された働き方改革関連法は、過度な残業の規制や勤務間インターバル制度の普及を目指してきた。しかし、現場のシフト管理においては、法規制を守ることと十分な要員を確保することのジレンマに直面し続けている。