東京の臨海部はいま、世界的な観光都市への脱皮を進める過渡期にある。水辺の賑わい創出とブランド価値向上を目指す東京都の政策のもと、海洋観光産業への投資が活発化している。小池百合子都知事も掲げるウォーターフロント活性化構想は、水上バスやクルーズ船のネットワーク再編を強力に後押ししてきた。
かつては単なる乗り場のイメージが強かった港湾施設も変貌を遂げている。特に竹芝客船ターミナル周辺は、ラグジュアリーホテルや複合商業施設が一体となった国際的な臨海拠点へと進化。旅客の利便性と滞在価値が著しく向上した。都心の目と鼻の先でこれほど豊かな海辺の景観を楽しめる環境は、海外の都市と比較しても稀有なアドバンテージと言えるだろう。