貴社と御社はどっち?面接・メールの使い分けと失敗を防ぐ鉄則

貴社と御社はどっち?面接・メールの使い分けと失敗を防ぐ鉄則

貴社と御社はどっち?面接・メールの使い分けと失敗を防ぐ鉄則について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

就活生や転職希望者の間では「面接で貴社と言ってしまったら一発で落とされるのか」という切実な不安がしばしば聞かれます。しかし、大手企業からベンチャー企業まで複数の採用担当者に取材した現場の声を聞くと、過剰に悲観する必要はない実情が見えてきます。

ある東証プライム上場企業の採用責任者は次のように証言しています。「面接中に緊張のあまり『貴社では……』と口走ってしまった学生を、それだけの理由で不採用にすることは99%ありません。面接官が見ているのは言葉のつまずきではなく、その人が語る志望動機の中身や論理的思考力、人柄です。ただし、一度言い間違えたことで頭が真っ白になり、その後フリーズして話せなくなってしまうケースは非常にもったいないと感じます」。

採用選考における心理学的な観点からも、面接官には初頭効果(第一印象の影響)やハロー効果(目立つ特徴に評価全体が引きずられる現象)が働きます。口頭で言い間違えたとしても、直後に「失礼いたしました、御社では……」と落ち着いて一言訂正できれば、かえって「予期せぬミスに対して冷静にリカバリーできる対応力がある」と好印象に転じることすらあります。

逆に、書類選考の段階で「御社」の誤用が複数箇所に見られる場合は、採用倍率が高い人気企業ほど足切りの材料にされやすいのが現実です。1枠の採用枠に数百名の応募が集まる選考では、減点方式で候補者を絞り込む傾向が強まるため、提出前の念入りな確認が明暗を分けます。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。