呼吸法と合わせて実践したいのが、東洋医学に基づく自律神経調整ツボの刺激です。道具を一切使わず、布団の中で指先一つで押せる特効ツボは、高ぶった神経を鎮める優れた効果を持ちます。
特に効果的なのが手首の内側にある「神門(しんもん)」です。手首の小指側のくぼみに位置し、親指で心地よい痛気味の強さで約30秒間ゆっくり押し込みます。精神的な不安や動悸を和らげる定番のツボとして知られています。さらに、足の裏のほぼ中央、足指を曲げた時にできるくぼみにある「湧泉(ゆうせん)」や、かかとの中央にある「失眠(しつみん)」も、下半身の血流を促して脳の興奮を鎮める効果があります。
また、就寝直前の激しい運動は禁物ですが、ベッドでできる快眠ストレッチは深部体温の放熱を助けます。仰向けになり、両膝を抱えて胸に引き寄せる「赤ちゃんのポーズ」や、仰向けのまま両手両足を天井に向けてブラブラと揺らす「手足の微振動ストレッチ」を1分行うだけで、末梢血管が拡張し、スムーズな入眠に必要な放熱プロセスが整います。