ビジネス現場において、部下や同僚の「目が据わっている」状態を放置することはリスクを伴う。業務の過密化やAIツールの導入によるハイスピードな意思決定が求められる昨今の職場環境において、脳疲労によるメンタルヘルスの不調は、真っ先に「目元」に表れるためだ。
オフィスやオンライン会議の画面で以下のような傾向が見られた場合、注意が必要である。
・呼びかけても反応が一テンポ遅れ、視線がゆっくりとしか動かない
・パソコン画面を凝視したまま、まばたきをほとんどしていない
・会話中、相手の眼球ではなく、背景や特定の空点から視線が動かない
・目が合っても感情の動き(微笑みや緊張)が瞳に映らない
これらは、本人が自覚していないレベルで脳がオーバーヒートを起こし、「闘走反応の凍結(フリーズ)」を起こしている可能性が高い。単なる集中力の高さと「目が据わっている状態」の違いは、柔軟な眼球運動と表情の連動性があるかどうかで見分けることができる。違和感を覚えたら、業務の即時中断や休息を促す介入が求められる。