服にとどまらず、彼らの創作はインテリア、器、家具、さらには空間デザインへとその領域を広げてきた。東京・表参道「スパイラル」内にあるショップ「call」や、国内外での様々なコラボレーション空間は、訪れる人々に「時間の流れが少し緩やかになるような感覚」を提供する。
北欧のデザイン思想に脈打つ「機能性と美しさの融合」と、日本の美意識にある「引き算の美」や「無常の儚さ」。このふたつの要素が絶妙なバランスで融合した空間は、忙しい都市生活の中で見落とされがちな小さな喜びを思い出させてくれる。一皿の料理、一輪の花を活ける花瓶、椅子に掛けられたクッションひとつが、暮らしの質感を静かに高めていく。