1990年代半ば、強烈なインパクトを残す演技と意志の強い顔立ちでトップ女優へと駆け上がった榎本加奈子。彼女の放つ唯一無二のオーラは、当時のドラマ界において欠かせないピースだった。しかし、人気絶頂期を越えた2000年代半ば、彼女は大きな人生の転換期を迎える。
2005年、元MLB最高峰の抑え投手であった佐々木主浩氏と結婚。当時、様々なバッシングやメディアの過熱報道に晒されながらも、彼女は家庭を守る道を選んだ。単なる「引退」という形式を取るのではなく、メディア出演を極力控え、静かに自身のプライベートと新しい事業に情熱を傾けていったのだ。あの潔い選択こそが、彼女らしい強さのあらわれだったと言える。