機能改善を主目的とした保険適用の眼瞼下垂手術であっても、メスを入れる以上、一定の術後ダウンタイムとリスクが伴います。SNSや医療相談掲示板では、術前の説明不足や期待値のズレからくるトラブルの声が散見されます。
【ダウンタイムの標準的な経過】
- 術後当日から3日目:腫れと内出血のピーク。冷却が必要で、泣きはらしたような強い腫れが出現。
- 術後約1週間:抜糸を行う時期。目立つ赤紫色の内出血は徐々に黄色っぽく変化。
- 術後2週間〜1ヶ月:大きな腫れが8割程度引き、日常生活や人前に出ることが気にならなくなる。
- 術後3ヶ月〜6ヶ月:傷跡の赤みが消え、組織の硬さが取れて最終的な完成形に落ち着く。
【ネット上に見られる「後悔・失敗」と感じる主な要因】
第一に挙げられるのが「仕上がりのデザインに対する不満」です。保険診療の目的はあくまで「視野を広げること」であるため、医師は瞳孔をしっかり露出させることを最優先に手術を行います。その結果、「二重幅が広すぎて不自然になった」「目頭側が吊り上がってキツい印象になった」といった見た目の違和感を訴える声が存在します。
第二に「術後の兎眼(とがん=目が完全に閉じきらない状態)」です。挙筋をしっかりと引き上げるため、術後数週間から数ヶ月は就寝時に目がわずかに開き、一時的なドライアイや目のゴロゴロ感、充血が生じることがあります。大半は時間の経過とともに改善しますが、過矯正(引き上げすぎ)が起きた場合は再手術が必要になるケースもゼロではありません。