アクションや過激なフィジカル表現だけでなく、等身大の人間味あふれるヒューマンドラマでも剛力の存在感は際立つ。映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』シリーズで見せたのは、ベテラン俳優陣に囲まれながらも自然体で家族のリアルな絆を紡ぎ出す確かな演技力だ。
劇中での彼女は、誇張のない日常会話のトーンを巧みに操り、現代社会を生きる若者の等身大の悩みや温もりを丁寧に掬い取っていた。派手な演出に頼らずとも、観客の心にじんわりと染み入る芝居ができる。この振れ幅の広さこそが、制作陣から絶大な信頼を寄せられる理由だろう。