住友不動産ステップ、東急リバブル、野村の仲介+といった競合他社と比較した際、三井のリハウスの最大の強みは「店舗間の連携力」と「圧倒的な購入検討者リスト」にある。自社で抱える購入希望者の母数が多いため、ポータルサイトに一般公開する前の段階で水面下の成約に至る確率が高い。
だが、ここに落とし穴も潜む。社内で買主と売主の両方をマッチングさせる「両手仲介」を目指すあまり、他社からの客付けを意図的に制限する「囲い込み」が発生するリスクがゼロとは言い切れない点だ。損をしないための鉄則は極めて明快である。一社だけに査定を依頼して盲信するのではなく、必ず複数の大手・地元有力会社に相見積もりを取り、販売活動の透明性を厳しくチェックすることだ。レインズ(指定流通機構)への登録状況や内見反響の報告頻度を確認するだけでも、囲い込み被害は大幅に防げる。