都市部や地方幹線道路の緑化された区間では、長年「雑草の繁茂」とそれに伴う剪定・草刈りコストが自治体財政を圧迫してきた。人手不足が深刻化するなか、放置された雑草が標識を隠したりドライバーの視界を妨げたりするトラブルも頻発していた。
現在進められているのは、常緑かつ背丈が伸びない固有の地表被覆植物(グランドカバー)の導入や、昆虫や小鳥の移動経路として機能する「グリーンコリドー(緑の回廊)」化である。無闇に草を刈り取るのではなく、生態系を考慮した維持管理にシフトすることで、管理コストの大幅軽減と環境保全の両立を狙う取り組みが実を結びつつある。