このタワーが歩んできた道のりは、都市再生のドラマそのものでもある。かつてこの地は「ORC200(オーク200)」という名で親しまれ、バブル期の先進的な複合建築として産声を上げた。しかし時代の変遷とともに施設の老朽化や用途のミスマッチが課題となり、大規模なリブランディングが待たれる状況が続いていた。
その流れを決定的に変えたのが、複合商業施設・都市型リゾート産業としてのダイナミックな再定義だ。従来のオフィスや画一的な商業フロアから脱却し、滞在そのものを楽しむ「コト消費」と「ウェルネス」を軸に据えた大改革を断行。昭和から平成にかけて築かれた堅牢なインフラを活かしつつ、21世紀のライフスタイルに寄り添うハイブリッド空間へと見事に生まれ変わった。