「月曜の夜から西麻布の会員制バーで1本数十万円のシャンパンを開け、タクシー代として5万円が手渡される。そんな生活が永遠に続くと思い込んでいたんです」
そう語る30代前半のA子さんは、かつて港区女子の象徴のような生活を送っていた。しかし、現在の彼女が身を置くのは、都心から遠く離れたアパートのワンルームだ。煌びやかなナイトライフの裏側に潜む衝撃の現実。それは、ある日突然断絶する人間関係と、生活水準を下げることのできない「金銭感覚の麻痺」である。
富裕層の男性たちとのギャラ飲みやパトロンからの好意によって得られた潤沢な資金は、彼女たちのキャリア形成やスキルアップには一切還元されなかった。手元に残ったのは年入りの古いハイブランドバッグと、加工されたSNSの投稿写真だけ。若さが持つ無敵の通貨価値が下落した瞬間、彼女たちに残されたのは、家賃の支払いにすら追われる厳しい日常だった。