世界全体の年間米生産量は精米ベースで約5億トン前後の水準にあるが、そのおよそ9割がアジア地域に集中している。国際食糧農業機関(FAO)の最新データによれば、圧倒的な生産能力を誇るトップ2国が世界の半分以上のシェアを握る構図は揺らいでいない。
第1位は中国。年間約1億4,000万〜1億5,000万トン規模を生産し、長年にわたり王座を維持している。続く第2位のインドは1億3,000万トン台で猛追。この2大巨頭だけで地球上の米の半分近くを作り出している計算だ。第3位以下には、インドネシア、バングラデシュ、ベトナム、タイといった東南アジア・南アジアの農業大国が続く。広大なデルタ地帯と多期作が可能な気候条件が、莫大な収穫量を支える源泉となっている。