現地を訪れるマニアの間で「西の聖地」と称される最大の理由は、エントリーの容易さと深場の多様性にある。特にエントリーポイントから左手に伸びる根を辿ると、水深12メートル付近に広がる「北の根」と呼ばれる隠れポイントが現れる。ここは季節の回遊魚やマクロ生物を観察するフォトグラファーにとっての聖域だ。
浅瀬の岩礁域はシュノーケリングに最適で、波が静かな日は子ども連れのファミリーでも安心して手軽に海中観察を楽しめる。一方で、少し沖合へ出れば水深20メートルを超えるダイナミックなドロップオフが存在し、スキューバダイビングのライセンス講習から上級者のファンダイブまで、あらゆるニーズを受け止める圧倒的な奥行きを備えている。