現在、オールドイングリッシュシープドッグを一般的なペットショップの店頭で見かけることはほぼありません。この犬種を迎える経路は、「専門の優良ブリーダーからの直接譲渡」または「保護団体等からの里親募集」の2つに限られます。
優良ブリーダー選びのチェックポイント
国内で計画繁殖を行っている専門犬舎はごくわずかです。迎える際は、単に子犬の見た目だけで選ぶのではなく、以下の項目を厳格に確認してください。
- 親犬の遺伝子検査・股関節検査(OFA/JAHD等):遺伝性疾患のスクリーニングを公表しているか。
- 犬舎の衛生環境と親犬の性格:清潔な環境でストレスなく飼育され、母犬・父犬が過剰な警戒心を持たず健全に暮らしているか。
- 生涯にわたる相談体制:引き渡し後も被毛の手入れやしつけについて相談に乗ってくれる、犬種愛に溢れたブリーダーであるか。
里親募集情報の現実と引き取り条件
稀に大型犬の保護シェルターや里親募集サイトにおいて、飼育困難やブリーダーの引退犬としてオールドイングリッシュシープドッグが掲載されることがあります。しかし、「無料または低負担で手に入る」という安易な動機での応募は禁物です。
保護犬の多くは、被毛の手入れが放置されて重度の毛玉や皮膚疾患を抱えていたり、大型犬特有の力強さに対する適切な社会化がなされていないケースもあります。保護団体側の譲渡条件も「大型犬の飼育経験」「十分な経済力」「室内飼育環境」「長時間の留守番がないこと」など厳格に設定されており、命を背負う強い覚悟が試されます。