鼻の中のできものが痛い原因は?治らない病気のサインと正しい対処法

鼻の中のできものが痛い原因は?治らない病気のサインと正しい対処法

鼻の中のできものが痛い原因は?治らない病気のサインと正しい対処法の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

Q1:家庭にあるオロナイン軟膏を鼻の中に塗っても治りますか?
A1:オロナインH軟膏には殺菌消毒作用のあるクロルヘキシジングルコン酸塩が配合されており、鼻の入り口付近の軽微な傷やすり傷には使用可能です。ただし、鼻腔内の粘膜深部への使用は推奨されておらず、すでに中心に強い膿を持っている本格的な毛嚢炎やめんちょうに対しては殺菌力が不十分な場合があります。塗布する際は清潔な綿棒を用い、入り口付近に薄く塗るにとどめ、数日使用しても改善しない場合は医療用の抗菌薬軟膏の処方を受けてください。

Q2:鼻の中に痛みはまったくないのですが、ぷよぷよした塊が詰まっています。これは何でしょうか?
A2:痛みがなく、半透明または淡い灰白色の柔らかい塊であれば、「鼻茸(鼻ポリープ)」の可能性が極めて高いと考えられます。鼻茸は副鼻腔の粘膜がアレルギーや慢性的な炎症によって浮腫状に腫れ上がったもので、良性病変ですが自然に消失することは稀です。放置すると完全な鼻閉や好酸球性副鼻腔炎の悪化、嗅覚の完全喪失につながるため、耳鼻咽喉科で内視鏡検査とCT検査を受け、適切な薬物治療や内視鏡下副鼻腔手術を相談してください。

Q3:皮膚科と耳鼻咽喉科のどちらに行くべきか迷っています。判断基準はありますか?
A3:原則として耳鼻咽喉科の受診を推奨します。病変が鼻の入り口の皮膚表面だけであっても、奥の副鼻腔炎からの鼻汁が原因で二次的に炎症を起こしているケースが非常に多いためです。鼻鏡やファイバースコープを用いて鼻腔の構造全体を把握した上で、適切な抗生物質の内服薬や点鼻薬、外用薬を複合的に処方してもらえる点が耳鼻咽喉科の大きな強みです。

Q4:できものが2週間以上治らず、ティッシュに血が付きます。がんの可能性はありますか?
A4:2週間以上改善しない硬いしこりや、片側からの持続的な出血・血性鼻汁がある場合、頻度としては高くありませんが鼻腔癌や上顎洞癌などの悪性腫瘍、あるいは内反性乳頭腫などの前がん病変の可能性を完全に否定することはできません。単なる炎症であれば通常1〜2週間で組織修復が進むため、治らない病変は「念のため」ではなく「必須」として耳鼻咽喉科専門医による組織生検(組織の一部を採取する確定診断)を受けてください。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。