博多水炊きの歴史は明治時代に遡りますが、その伝統料理を全国区のブランドへと押し上げた立役者が、トリゼンフーズが手がける「博多華味鳥」です。多くの飲食店が仕入れルートに依存するなか、同社が貫いているのは、「創業者自らが鶏を育て、スープを炊き、店で振る舞う」という徹底した一貫体制(6次産業化・垂直統合モデル)です。
美味しさの根幹を担う銘柄鶏「華味鳥」は、自然豊かな九州の専用鶏舎で育てられます。海藻やハーブ、ぶどうの絞り粕などを配合した専用飼料を与え、平飼いに近い開放鶏舎で十分な運動量を確保して飼育。これにより、鶏肉特有の臭みを極限まで抑え、みずみずしいピンク色の肉質としっかりとした歯ごたえ、豊かな旨味を実現しています。
水炊きの命であるスープは、新鮮な鶏骨をじっくりと時間をかけて炊き上げ、ゼラチン質とアミノ酸が凝縮された黄金色の白濁スープに仕上げられます。素材の鮮度管理から調理加工、店舗での提供やEC発送までを自社ネットワークで完結させているからこそ、品質のブレを排除した最高水準の体験が維持されているのです。