歌舞伎町の暗部と若者たちの孤立は、もはや日本国内だけの問題にとどまらない。海外ドラマ『TOKYO VICE』が描いたような歌舞伎町の裏社会の描写は、世界中の視聴者に強烈なインパクトを与えた。さらに近年、Netflixをはじめとする国際的なストリーミングサービスで日本の若年層困窮や歌舞伎町の街頭カルチャーを扱った作品が配信されたことで、「TOHYOKO」は世界的な関心を集めている。
海外メディアは、世界有数の安全な大都市とされる東京の真ん中で、なぜ10代の若者が路上生活を余儀なくされているのかという構造的な矛盾を鋭く突く。社会のセーフティネットからこぼれ落ちた彼らの姿は、高度に発達した資本主義都市が抱える「孤独の病」として、国際社会からも凝視されているのだ。