インターネット上の予想コミュニティで根強く信じられているのが、「阪神の外回りコースは直線が長いため、後方待機の差し・追込馬が無条件に有利」という定説です。しかし、近年のコース管理技術の進化や2026年現在の芝コンディションを精査すると、この常識はもはや過去のものとなりつつあります。
実際には、現在の阪神外回りコースでは「スローペースからの瞬発力勝負」になりやすく、後方一気の馬は前との差を詰めるだけで精一杯になるケースが頻発しています。真にアドバンテージを持つのは、直線の入り口で4〜6番手の絶好位に付け、上り3ハロンを確実に33秒台前半でまとめられる「先行・好位差し」のタイプです。
「差し馬有利」という言葉を鵜呑みにして後方待機馬ばかりを買い目に入れると、直線の急坂で前が止まらずに共倒れするリスクを抱えることになります。ネット上に氾濫する単純化されたデータを盲信せず、レース全体のラップ構成と当日のバイアスを見極める視座が求められます。