新生メルキュール群の最大の目玉は、宿泊料金に滞在中のドリンクやおつまみ、ラウンジ利用、アクティビティなどが含まれるオールインクルーシブスタイルの本格導入です。旅行予約サイトやSNS上の実名宿泊記、レビュー投稿を分析すると、従来の「昭和の大規模旅館」から「洗練された滞在型リゾート」への変貌はおおむね好意的に受け止められています。
「チェックイン直後からラウンジでスパークリングワインや地元のクラフトビール、小菓子が無料で楽しめてコスパが抜群」「ビュッフェレストランで提供される地元名物を取り入れた創作料理が以前より格段に美味しい」といった声が目立ちます。特に子連れファミリー層や若年層のグループ旅行において、現地での追加支払いを気にせず過ごせる点が強力なフックとなっています。
一方で、過渡期特有の課題を指摘する声も散見されます。週末や連休のピーク時には「夕方のラウンジや朝食会場の混雑が激しく、席の確保に苦労した」「建物の構造自体は大和ロイヤル時代を踏襲しているため、一部の水回りやエレベーター設備に古さを感じる」といった指摘です。ハードウェア全面建て替えではなく、共用部・客室リノベーションを主体としているため、最新タワーホテル並みの完全な新築感を期待するとギャップが生じやすい点には留意が必要です。