ルマルシャンの箱の仕組みと変形は、極めて緻密かつ機械的に設計されています。一見すると約3インチ(約7.6cm)四方の漆黒の木製立方体に真鍮のレリーフが施された美術品ですが、表面の特定のプレートを正確な順序でスライドさせ、中央のシリンダーを回転させることで内部機構が作動します。パズルが解かれるにつれて立方体は星型や菱形へと形状を変え、内部から不気味な鐘の音と冷気を放ち始めます。
では、実際にルマルシャンの箱開けたらどうなるのでしょうか。パズルを完成させた瞬間、現実世界の空間が歪み、壁が裂けて異次元の迷宮「ラビリンス」へと通じるポータルが開きます。そこから無数の鎖と肉鉤(ミートフック)が射出され、解いた者の肉体を貫いて拘束。同時に、異次元の秩序を司る修道士たち、すなわちピンヘッドと魔道士セノバイトが厳かに姿を現します。
セノバイトたちは単なる殺人鬼ではありません。彼らにとって肉体を切り刻む激痛は「感覚の極限を超えた究極の快楽」であり、召喚者に対してそのエクスタシーを体験させるべく、魂と肉体を永遠の拷問空間へと引きずり込みます。「苦痛か快楽か」を問う余地はなく、箱を解いたという事実そのものが地獄の契約書として受理されるのです。