高価な専用資材を買い揃える必要はありません。100均ダイソー・セリアの梱包資材コーナーに並んでいる汎用品だけで、プロレベルの完全防護パッケージを作り上げることが可能です。用意するものは「テープ付きOPP袋」「気泡緩衝材(プチプチロールまたはカット品)」「厚紙・ダンボールシート」「マスキングテープ」の4点です。以下の手順に従って梱包を進めてください。
第1工程は、OPP袋による水濡れ防止手順の徹底です。缶バッジは湿気や雨水に極めて弱く、配送中に水分が侵入すると、数日で裏面の金属部分に黒ずみや赤サビが発生します。缶バッジのサイズにジャストフィットするOPP袋に入れ、空気を抜きながら密閉してください。マスキングテープで余白を折り込んで固定することで、袋の中での微細な揺れによるスレ傷も防ぐことができます。
第2工程が、核心となる缶バッジ プチプチ二重の巻き方です。緩衝材の「凸面(粒の側)」を内側にするか外側にするかで議論が分かれますが、グッズ本体を直接包む際は、粒の跡が転写されるのを防ぐため「平らな面」を内側に向けるのが業界のセオリーです。缶バッジに対してプチプチを帯状にカットし、ぐるりと1周巻き、さらにもう1周重ねて合計2重(厚みにして緩衝層が4層分)になるよう巻き付けます。両端の余った部分は内側に折り込み、テープでしっかりと留めましょう。これでピンの突出部が完全にクッションへ埋没し、缶バッジの傷・凹み防止対策が完成します。
さらに高額レア物や直径75mm以上の大型バッジを扱う場合は、ダンボール厚紙補強のやり方を取り入れるのが鉄則です。二重プチプチの外側から、バッジより一回り大きくカットした厚紙または両面ダンボールシート2枚でバッジを上下から挟み込み、四方をテープで固定します。この「サンドイッチ構造」を施すことで、配送中の強烈な折れ曲がり圧力や落下衝撃を外枠がすべて受け止め、内部の缶バッジへのダメージを完全に遮断できます。