名古屋・栄から全国区のアイドルグループへと駆け上がったSKE48の歴史において、W松井のSKE48エピソードは枚挙にいとまがありません。2009年の『強き者よ』でのメジャーデビュー以降、『パレオはエメラルド』や『オキドキ』など数々のヒット曲でダブルセンターを務め、グループの代名詞となりました。
SKE48の歴代センターにおけるW松井の存在感は圧倒的であり、ダンススキルの高さを前面に押し出すグループカラーそのものを形成しました。二人には対立の構図ばかりが注目されがちでしたが、心温まる松井珠理奈と松井玲奈の仲良しエピソードも数多く存在します。過密スケジュールで倒れそうになる珠理奈を玲奈が舞台袖でそっと支えたエピソードや、玲奈の生誕祭で珠理奈が手紙を読み涙を流した場面は、今も語り継がれる名シーンです。
二人の関係は「太陽と月」に例えられ、珠理奈が先頭に立ってグループを引っ張り、玲奈が後方や側面からメンバーとファンを包み込むという絶妙な役割分担が成立していました。このツインエース体制があったからこそ、SKE48はAKB48の単なる姉妹グループにとどまらない独自のブランドを確立できたのです。