Mii職人たちが集うオンラインコミュニティや個人ブログの記録を検証すると、熱狂的な支持を集めるクリエイターたちの発言には共通項があります。2010年代半ばからMii制作を続け、累計1,000体以上のアニメキャラを世に送り出してきたある熟練制作者は、自身のメイキング手記の中で次のように語っています。
「Miiでアニメキャラを作る作業は、似顔絵を描くことではなく、対象のキャラを構成する最小単位の記号を割り出す作業に近い。目鼻立ちを忠実に追うのではなく、『どこを削ぎ落としてもそのキャラに見えるか』を突き詰めた瞬間、突然パーツが噛み合って本物そっくりに動き出す」
ソーシャルメディア上での一般ユーザーのリアルな反応を分析しても、「Mii激似アニメキャラまとめを見て島に導入したら、ゲーム内の日常会話で完全に本人が喋っているように見えて感動した」「既存のQRコードを取り込むのも楽しいが、自分で1ミリ単位の調整を追い込み始めると平気で3時間溶ける」といった声が目立ちます。トモコレ人気Miiランキング上位に君臨し続けるキャラクターたちは、単に見た目が美しいだけでなく、「ゲーム内で喜怒哀楽の表情を浮かべたときに破綻しない設計」が施されている点が特徴です。
無表情のときは完璧に見えても、笑顔になった途端に錯視用に仕込んだ眉毛やヒゲがあらぬ位置へ移動し、顔面崩壊を起こしてしまうケースは初心者の典型的な失敗です。熟練の職人ほど、作成画面のテスト機能で「怒り」「驚き」「笑顔」のモーションを一通り再生し、表情変化に耐えうるパラメーター調整を施しています。