テクノロジー(英語:technology)の語源を遡ると、古代ギリシャ語の「テクネ(techne=技術・技芸)」と「ロゴス(logos=論理・言葉・学問)」という2つの言葉が結びついて生まれた概念です。直訳すれば「技芸に関する体系的な知識や論理」を指します。
日常会話やビジネスシーンにおいて、テクノロジーの意味を簡単に要約するならば、「人間が自らの望みを叶えたり、直面する課題を解決したりするために生み出した実践的な知恵と仕組みの総称」です。単に電気回路やプログラミングコードだけを指すのではなく、石器時代に作られた石斧や火を起こす知恵、文字や紙の発明もすべて当時の最先端テクノロジーでした。
ここで重要なのは、「ハイテク(高度先端技術)」と「ローテク(低度・伝統技術)」の混同を解くことです。現代ではAIや半導体ばかりがクローズアップされがちですが、農作業で使う鋤(すき)やファスナー、段ボールの緩衝構造なども極めて優れたローテクノロジーです。技術の新旧やデジタル・アナログの別にかかわらず、人間の身体能力や認知能力を拡張する手段こそがテクノロジーの本質なのです。