多くの飼い主が頭を悩ませるのが、「この抜け毛は自然な換毛期によるものか、それとも病気による異常脱毛か」という判断だ。見分け方の決定的なポイントは、脱毛している部分の皮膚の様子と、猫の行動変化にある。通常の換毛期であれば、体全体の毛が全体的に薄くなることはあっても、特定の場所だけ円形にハゲたり、皮膚が赤く腫れ上がったりすることはない。
もし局所的な脱毛や、フケの急増、あるいは同じ場所をかきむしる・舐め続けるといった動作が見られた場合は注意が必要だ。アレルギー性皮膚炎やノミ・ダニの寄生、皮膚真菌症(カビ)、さらにはストレスに起因する過剰グルーミングが疑われる。異変を感じたら自己判断で市販薬に頼るのではなく、速やかに信頼できる動物病院を受診させることが早期回復への近道だ。