Q1:鰻重の重箱のご飯が四隅に残ってしまい、箸で食べにくいのですがマナー違反にならない食べ方はありますか?
A1:重箱の四隅に残ったご飯は、無理に箸先で突いて集めようとせず、重箱の蓋をご飯の受け皿代わりに左手で持ち上げ、重箱の角に箸を滑らせて一口分ずつ運ぶのが美しくスマートな作法です。また、多くの店舗では言えば木製のスプーンや平箸を用意してくれます。
Q2:なぜ鰻丼には肝吸いが付かず、鰻重には標準で付いてくることが多いのですか?
A2:うなぎの肝(内臓)は1尾から1つしか取れない希少部位です。うなぎを1尾丸ごと使用することが多い鰻重にはその個体の肝を添えて提供できる合理性がありますが、半身などを使用する鰻丼に毎回肝を付けると原価と仕込みのバランスが崩れるため、鰻丼では一般的なお吸い物や赤出汁にするか、別売りに設定されています。
Q3:名古屋名物の「ひつまぶし」と鰻重・鰻丼は何が根本的に違うのですか?
A3:ひつまぶしはお櫃(おひつ)に入った細かく刻んだ蒲焼きとご飯を、1杯目はそのまま、2杯目は薬味を添えて、3杯目は出汁茶漬けにして食べる「3段階の味変プロセス」を前提とした料理です。器や分量だけでなく、食べ方の様式そのものが独立した郷土食となっています。
Q4:持ち帰り(テイクアウト)の弁当でも鰻重と鰻丼の差は出ますか?
A4:テイクアウト容器でも、鰻重仕様は平型折詰、鰻丼仕様は円形深型容器に分かれます。持ち帰り後は蒸気でご飯がタレを吸いやすいため、平型折詰(鰻重タイプ)の方がご飯のベタつきが少なく、温め直した際にも均一に熱が通るという利点があります。