雇用保険に入ってない?失業保険をもらう裏ワザと遡及加入手続き

雇用保険に入ってない?失業保険をもらう裏ワザと遡及加入手続き

雇用保険に入ってない?失業保険をもらう裏ワザと遡及加入手続きについて押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

退職時に離職票が発行されず、「雇用保険に入っていないから失業保険(基本手当)は一切支給されない」と会社から突き放された場合でも、泣き寝入りする必要はありません。国のセーフティネット制度には、企業の不正・過失から労働者を守るための強力な救済措置が組み込まれています。

通常、失業保険を受給するためには、退職日以前の2年間に被保険者期間が通算して通算12か月以上(倒産・解雇などの特定受給資格者や特定理由離職者の場合は1年間に通算6か月以上)必要です。未加入状態のままではデータ上「被保険者期間ゼロ」と判定されますが、過去に遡って加入を成立させる「遡及加入(そきゅうかにゅう)」を行うことで、受給資格を正式に復活させることができます。

雇用保険の状況失業保険の受給可否遡及可能な期間必要な初動アクション給与から保険料が天引きされていた(会社が手続き漏れ)受給可能(全期間有効)給料明細で証明できれば2年を超えて遡及可能給料明細を添えてハローワークで確認請求給料から保険料が引かれていなかった(未天引き・完全未加入)遡及手続き後に受給可能原則として過去2年分まで勤務実態の証拠を集め確認請求+未払保険料の精算週20時間未満など加入基準を満たしていなかった受給不可遡及対象外求職者支援制度(職業訓練受講給付金等)の検討

給与明細を確認し、もし雇用保険料が毎月控除されていたにもかかわらず未加入だった場合は、会社側の極めて悪質なネコババ(横領的処理)または重大な事務過誤です。このケースでは、2年の時効枠を超えて雇用開始日まで遡り、受給資格期間としてカウントされる特例措置(雇用保険法第14条第2項の救済規定)が適用されます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。