電波人間タックル最期の真相と非公認の理由|岡田京子の悲劇と伝説

電波人間タックル最期の真相と非公認の理由|岡田京子の悲劇と伝説

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電波人間タックルの足跡を語る上で避けて通れないのが、昭和特撮史に残る屈指のトラウマエピソードであり、屈指の感動作でもある第30話「怪奇!マシーン場村の悪魔」です。

ブラックサタン崩壊後に現れた新たな脅威「デルザー軍団」は、従来の怪人を遥かに凌駕する魔人たちの集団でした。その幹部の一人である毒属性の魔女・ドクターケイトとの戦闘において、ユリ子は城茂をかばい、ドクターケイトが放つ猛毒「ケイト毒液」をまともに浴びてしまいます。医師の手当てによって一命を取り留めたかに見えたものの、体液は急速に毒に侵され、余命はあと数日という絶望的な宣告を受けます。

茂はユリ子を戦線から離脱させようとしますが、自らの死期を悟ったユリ子は「最期まで茂の役に立ちたい」という一心で再び戦場へ向かいます。通常技である「電波投げ」は、触れずに電波の衝撃波で敵を宙に放り投げるトリッキーな技ですが、頑強なデルザー魔人には通用しませんでした。そこで彼女が決死の覚悟で発動したのが、師匠筋の設計者から「使えば自らの肉体組織も崩壊する」と禁じられていた超必殺技「ウルトラサイクロン」でした。

全身から放出した超電波エネルギーでドクターケイトの肉体を分子レベルで破壊し、見事に強敵を道連れにしたタックル。しかし、その代償はあまりにも大きく、技を放った直後にユリ子の生命活動は尽きかけます。駆けつけた茂の腕の中で、彼女が遺した最期の言葉は、今なおファンの胸を締め付けます。

「茂さん……わたし、これでも役に立ったかしら」

茂は涙を堪えながら「役に立ったとも!お前のおかげで勝てたんだ」と叫び、息を引き取った彼女を抱きしめました。戦士としての誇りを全うした散り際と、丘の上に建てられた十字架の墓標に誓う茂の復讐心。この死の衝撃が引き金となり、ストロンガーは再改造手術を受けて「超電子ダイナモ」を体内に埋め込み、歴代初のフォームチェンジとも言える「チャージアップ」へと覚醒していくことになります。

吉田 誠
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吉田 誠

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